椿(ツバキ)の花言葉とは?

・控えめな優しさ
・気取らない優美さ
・誇り
・完全な愛
椿(ツバキ)の色別の花言葉とは?
椿の花言葉は色によって変わります。
椿の花色 | 写真 | 花言葉 |
赤色の椿 | ![]() | ・控えめな素晴らしさ ・気取らない優美さ ・謙虚な美徳 |
白色の椿 | ![]() | ・完全なる美しさ ・至上の愛らしさ ・申し分のない魅力 |
ピンク色の椿 | ![]() | ・控えめな美 ・控えめな愛 ・慎み深い |
黄色の椿 | ![]() | ・控えめな愛情 ・理想の愛 ・謙虚さ |
黒色の椿 | ![]() | ・気取らない優雅さ |
椿(ツバキ)の花言葉の由来とは?
「控えめな優しさ・控えめな素晴らしさ・控えめな美・控えめな愛」など、花言葉のほとんどに「控えめ」の言葉がついていますが、これは豪華な椿の見た目に対し、花に香りがないことから連想されました。
花言葉の「誇り」は、椿が「日本(東洋、中国)のバラ」と呼ばれていて、そのことを誇りに思うことから付けられたといわれています。
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海外の椿(ツバキ)の花言葉とは?

英語の椿の花言葉
「椿全般」
・admiration(敬愛、感嘆)
・perfection(完全、完璧)
「赤色の椿」
・You’re a flame in my heart(あなたは私の胸の中で炎のように輝く)
「白色の椿」
・adoration(愛慕、崇拝)
・loveliness(愛らしい)
「ピンク色の椿」
・longing(恋しく思う)
英語の花言葉はこちら↓

フランス語の椿の花言葉
・admiration(賞賛)
・amour éternel(永遠の愛)
・beauté parfaite(完璧な美しさ)

韓国語の椿の花言葉
「椿全般」
・매력(魅力)
「赤色の椿」
・누구보다 그대를 사랑한다(誰よりも君を愛する)
「白色の椿」
・비밀스러운 사랑(秘密の愛)


世界の花言葉のルーツはこちら↓

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椿(ツバキ)の怖い花言葉とは?


椿に「犯罪を犯す女」という怖い花言葉があるそうですが、これはフランスの小説家「アレクサンドル・デュマ・フィス」の有名な小説「椿姫」が由来とされています。
椿姫は映画化や舞台化などもされ、人々に愛されてきた作品です。作者の実際にあった体験をもとに書かれていて、高級娼婦マルグリット(交際していたマリー・デュプレシがモデル)と青年アルマンの悲しい恋物語です。
話の中でマルグリットがアルマンを裏切るシーンがあるため、怖い花言葉が連想されたのではないしょうか。実際はアルマンの為を思った行動なので、花言葉とはかけ離れているように思えます。


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椿(ツバキ)の基本情報まとめ

公園で撮影した乙女椿
学名 | Camellia japonica |
英名 | ・Camellia ・Japanese camellia |
別名 | ・藪椿(ヤブツバキ) ・耐冬花(タイトウカ) |
科 | ツバキ科 |
属 | ツバキ属 |
開花時期 | 12月〜4月頃 |
誕生花 | 2月4日 |
椿は冬から春にかけて開花します。枝先に一輪ずつ花をつけ、ツヤと厚みのある葉が特徴です。
名前の由来は諸説あり、葉が丈夫なことから「強葉木(ツバキ)」、ツヤのある葉から「艶葉木(ツヤハキ)」、葉に厚みがあることから「厚葉木(アツバギ)」など様々で、花ではなく葉の様子から名付けられたそうです。
漢字の「椿」は国字(中国以外の国で作られた独自の漢字)で、春に花が咲くことからつくられました。
英名である「Camellia(カメリア)」は、現在のチェコ出身の植物学者ゲオルク・ヨーゼフ・カメル(1661〜1706)が、フィリピンで椿の種を入手してヨーロッパに広めた功績を称えて付けられた名前です。1735年にスウェーデンの植物学者カール・フォン・リンネ(1707~1778)が命名しました。
椿は香りがないため、ヨーロッパでコサージュのように身につけることが流行り、有名ブランド「シャネル」のブランドアイコンにも抜擢されています。
ココ・シャネルと椿の詳しい解説記事はこちら↓

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季語の椿(ツバキ)の意味とは?
冬〜春にかけて開花する椿ですが、「春(三春)の季語」として使われます。春の季語は、2月~5月始め頃をさします。
花の季語一覧はこちら↓

椿は世界に約5000種あり、次々と新しい品種が生まれています。椿の開花時期が12月〜4月頃というのは、品種によって開花する季節が異なるためです。
日本に原産する椿のほとんどは「藪椿(ヤブツバキ)」を基本種としていて、ヤブツバキの開花時期は2〜4月頃になります。
早咲きの椿の詳しい記事はこちら↓



椿(ツバキ)を贈るときの注意点とは?
日本では昔から常緑の植物を神聖なものとして扱う文化があります。松や榊が代表的ですが、椿も同様に邪気を払う木として、神社や寺、家の境に植えられていることが多いです。
ですが、椿は散るときに花ごと落ちてしまう為「首が落ちるように散る」と言われ、縁起が悪く嫌がる人もいます。お見舞いに椿の花はタブーとされているので気をつけましょう。
「首が落ちるように」という縁起の悪い話は、江戸時代に椿が町民の間で広がり始めたとき、それを阻止しようと考えた武家の人間がこういった噂話を流したという説があります。

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まとめ




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