夕顔(ユウガオ)の怖い花言葉とは?
夕顔には「罪」「罪深い人」という少し怖い花言葉がついています。夕顔の花言葉を以下にまとめました。
■夕顔(ユウガオ)の花言葉
・夜
・夜の思い出
・はかない恋
・魅惑の人
・罪
・罪深い人
夕顔は綺麗な白い花を咲かせる植物だよね!確かに「罪」っていう花言葉は少し怖い印象だね。
「罪」や「罪深い人」という花言葉は、源氏物語に登場する女性から連想されたという説があるよ。
怖い花言葉を持つ花一覧はこちら↓
夕顔(ユウガオ)の怖い花言葉の由来とは?
夕顔の花言葉「罪」「罪深い人」は、源氏物語に登場する「夕顔」という女性が由来と言われています。
夕顔は頭中将(その当時は少将)の側室として、1人の女の子をもうけます。その後本妻の嫉妬を恐れて市井にまぎれて暮らしていました。その時に若い頃の光源氏と出会いお互いの素性を明かさないまま愛人関係となります。
ある日、光源氏がお忍びで夕顔を外に連れ出すと、深夜に女性の霊が現れて夕顔は幼い娘を残したまま亡くなってしまいます。
美しさ故に、幸福が訪れなかった悲しい女性の話です。
この夕顔の話から、怖い花言葉がつけられたという説があります。
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花言葉「はかない恋」の由来とは?
夕顔の花言葉「はかない恋」は、夕顔の花が開花してから1日経たずにしぼんでしまう儚さからつけられたそうです。
この特徴は「朝顔・昼顔・夜顔」にも見られ、それぞれ咲く時間帯が異なります。
4つの花の花言葉はそれぞれ違いますが、朝顔にも「はかない恋」という花言葉がついています。
朝顔の花言葉の記事はこちら↓
昼顔の花言葉の記事はこちら↓
夜顔の花言葉の記事はこちら↓
花言葉「夜」「夜の思い出」の由来とは?
夕顔の花言葉「夜」「夜の思い出」は、夕顔の花が夕方からの暗い時間に咲き始めることが由来とされています。
この2つの花言葉は「夜顔」の花言葉でもあります。
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夕顔(ユウガオ)の基本情報まとめ
学名 | Lagenaria siceraria |
科 | ウリ科 |
属 | ユウガオ属 |
別名 | 黄昏草(タソガレグサ) |
英名 | Bottle gourd |
花色 | 白色 |
原産地 | ・北アフリカ ・インド |
開花時期 | 7月〜8月 |
季語 | ・夕顔の花「晩夏の季語」 ・夕顔の果実「初秋の季語」 |
夕顔はウリ科の蔓性一年草の植物で、大きな実をつけます。実の形が細長い「ナガユウガオ」と、丸く球体の「マルユウガオ」に大きく分けられます。
学名である「Lagenaria(ラゲナリア)」は、ラテン語の「lagenos=瓶」を語源としていて、実の形が由来とされています。
夕顔の実を細長く帯状に剥いて乾燥させたものが、干瓢(かんぴょう)になります。同属にヒョウタンがありますが、夕顔に比べて苦味が強い為食用には向きません。
夕顔の実の画像↓
実を乾燥させたかんぴょうの画像↓
夕顔は古くから栽培され親しまれていますが、どのようにして日本に伝わってきたのかわかっていません。
夕顔は白色の縮れた5枚の花を咲かせます。
花姿は朝顔、昼顔、夜顔に似ていますが、夕顔のみウリ科の植物です。
朝顔、昼顔、夜顔との詳しい違いはこちら↓
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まとめ
夕顔の怖い花言葉には、悲しい物語が関係していたんだね。
夜に咲く性質も相まって儚げな印象の花だよね。夕顔の花を見つけたら愛でたくなるね!
他の花の花言葉が気になった方は以下の記事も是非ご参考ください。
夕顔の花言葉は「あなたの知らない美しく怖い花言葉集」に掲載されています!美しい花の写真と花言葉の情報で見応えのあるおすすめの本です♪