ギリシア神話が由来のアネモネの花言葉！悲しい恋の物語とは？

アネモネの花言葉とは？

エルマ

アネモネの花言葉は色によって異なります。アネモネ全般の花言葉を以下にまとめました。

■アネモネ全般の花言葉

ベイビー

恋愛に関係した悲しい花言葉が多いですね！

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アネモネの色は様々で、赤色・白色・ピンク色・青色・紫色などがあります。それぞれの花言葉をまとめました。

エルマ

アネモネ全般の花言葉に比べて、色別はポジティブな意味が多い印象です。

アネモネの英語、フランス語、韓国語の花言葉をまとめました。

ベイビー

どの国も悲しい意味の花言葉が多いです。

■英語のアネモネ（Anemone）の花言葉
・anticipation（期待）
・forsaken（見捨てられる、見放される）

アネモネは英語で「Anemone（アネモネ）」「Windflower（風の花）」などの呼び方があります。

アネモネは学名でもあり、ギリシア語の「anemos＝風」を語源としています。これは春の穏やかな風が吹き始める頃にアネモネの花が咲くことが由来とされています。

■フランス語のアネモネ（Anémone）の花言葉
・affection（愛情）
・confiance（信頼）
・Persévérance（忍耐力）

エルマ

フランス語も恋愛に関係する花言葉ですね。

■韓国語のアネモネ（아네모네）の花言葉
・속절없는 사랑（はかない愛）
・사랑의 괴로움（愛の苦しみ）
・이룰수없는사랑（達成することができない愛）

ベイビー

韓国語も悲しい意味の花言葉です。アネモネの花言葉にはギリシア神話が関係しています。

アネモネの花言葉は2つの神話が由来とされています。それぞれの神話を解説していきます。

西風の神ゼピュロスと、花の妖精アネモネの物語です。

ゼピュロスには、花と春の女神クロリスという妻がいました。ゼピュロスが春の風を吹き、クロリスの神殿の妖精たちが準備していた花を次々と咲かせることで春が訪れます。

ゼピュロスは、花の妖精のアネモネに恋をしていました。アネモネの準備する花だけ他の花より早く咲くことから、クロリスは夫の浮気心に気付き、アネモネを神殿から追放してしまいます。

神殿を追い出され花の妖精の力も失ったアネモネは、毎日泣き続け萎えて変わり果てました。ゼピュロスはアネモネを哀れに思い、花に変えたという物語です。

「見捨てられた」「見放された」「恋の苦しみ」の花言葉はゼピュロスとアネモネの神話にちなんでつけられました。

息子のキューピットと遊んでいた女神アフロディーテは、息子が誤って放った愛の矢に当たり、傷が癒えぬ間に美少年アドニスを見てしまい恋に落ちます。

アフロディーテの恋人である戦いの神アレスは嫉妬し、猪に化けて狩りに来た少年を襲い、アドニスは絶命してしまいます。

アドニスが亡くなり悲しんだアフロディーテは涙をこぼし、そこからアネモネの花が咲いた、またはアフロディーテがアドニスの血からアネモネを咲かせたという説があります。

アネモネの花言葉「はかない恋」は、このギリシア神話が由来とされています。

学名	Anemone coronaria
科	キンポウゲ科
属	イチリンソウ属（アネモネ属）
和名	・牡丹一華（ボタンイチゲ）・花一華（ハナイチゲ）・紅花翁草（ベニバナオキナグサ）
英名	・Anemone ・Windflower
原産地	ヨーロッパ南部～地中海東部沿岸
開花時期	2月〜5月