ウイキョウ(茴香)の花言葉とは?
・よい香り
・称賛に値する力量
・賞賛
・精神の強さ
・強い意志
・勇敢
・背伸びした恋
・愛情に値する
・不老長寿
・不条理
黄色い小花が集まって咲く様子がとってもかわいいウイキョウですが、ハーブとしても人気が高く世界中で親しまれています。
花言葉はいろいろな意味がついているね!
今回はウイキョウの花言葉やその由来について解説していきます!ウイキョウには似た花が多いのでそれぞれの特徴についてもご説明します♪
ウイキョウの花言葉の由来とは?
ウイキョウにはたくさんの花言葉がついています。今回は「称賛に値する力量・賞賛」「よい香り」「背伸びした恋」「不条理」の花言葉の由来についてご説明していきます。
花言葉「称賛に値する力量・賞賛」の由来とは?
ウイキョウは古代ギリシア・ローマ時代から食用やハーブとして利用されてきました。
ウイキョウは、胃腸を整えたり、咳止め、消臭、利尿の効能があるとされ、その優れた効能から「ウイキョウを見て摘まないものは愚か者だ」と言われていたそうです。
古くから親しまれたウイキョウは、薬草としての効果の高さから「称賛に値する力量・賞賛」という花言葉が付けらたそうです。
中世のドイツで白内障になった僧侶が、ウイキョウを煮出した汁で9日間眼を洗ったら、眼が見えるようになったという話もあります!
ハーブとして人気のあるウイキョウは、自宅で育てている人も多いみたいだね♪納得のいく花言葉だよ!
花言葉「よい香り」の由来とは?
ウイキョウの葉や茎は、甘いスッとした香りがします。その香りのよさから、料理などでよく使われます。
ローマのパン屋はパンを焼くとき、カマドの底にウイキョウの葉を敷いた。焼き上がったパンにこころよい香りがつくからである。
1996年 平凡社出版 春山行夫【花ことば|上 花の象徴とフォークロア】P125引用
また、ウイキョウはその香りよさから精油としても使われます。果実から出る精油成分はアネトールと呼びます。
ウイキョウの花言葉「よい香り」はこれらから付けられました。
花言葉「背伸びした恋」の由来とは?
「背伸びした恋」は、ウイキョウの花姿から由来しています。
葉の間から背の高い茎をスッと伸ばして、その先に花を咲かせる様子から、花言葉が付けられたとされています。
花言葉「不条理」の由来とは?
ネガティブな意味をもつ「不条理(不合理であること、常識に反すること)」は、ウイキョウの花が黄色いことから付けられました。
昔の西洋では黄色に対していいイメージを持っていないため、黄色い花には不吉な花言葉が付けられることが多々あります。
また、ギリシアでウイキョウは「お世辞のシンボル」とされていました。
このような背景から「不条理」という花言葉が付けられました。
ウイキョウには「ウイキョウ(フェンネル)の種を播く者は、悲しみを播く者」というネガテイブな言い伝えもあります。
怖い言い伝えだね!どういう経緯で付けられたんだろう?
葉をいぶして香煙を立たせると、妖怪を呼び出すとされていて、魔法使いが愛用していたことから付けられたそうです!
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ウイキョウ(茴香)の海外での名前とは?
ウイキョウは最古の作物の1つ(アングロサクソンの9つの神聖なハーブの1つ)に数えられていたそうです。
古代のギリシア、ローマ、エジプトなどで食用や薬用として使われてきました。
ウイキョウの原産はヨーロッパ、もしくは地中海沿岸だと言われています。日本へは中国から渡ってきた説が有力です。
世界中で親しまれているウイキョウですが、「ウイキョウ」という呼び名は和名になります。英語、フランス語、イタリア語、中国語の呼び方を以下にまとめてみました!
英語→Fennel(フェンネル)
フランス語→Fenouil(フヌイユ)
イタリア語→Finocchio(フィノッキオ)
中国語→茴香(フゥ(ェ)イシィァン)
和名であるウイキョウは、中国から伝わってきたとき「茴(ウイ)」を唐音で読み、「香(キョウ)」を漢音で読んで名付けられたそうです。
学名の「Foeniculum(フォエヌム)」は「干し草」、「vulgare(ウルガーレ)」は「普通の」という意味を持っています!
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ウイキョウ(茴香)の基本情報まとめ
学名 | Foeniculum vulgare |
科 | セリ科 |
属 | ウイキョウ属 |
開花時期 | 6〜8月 |
ウイキョウは、スッと立った茎の先に黄色い小さな花を傘のように広げて咲かせます。多年草で背が高く、大きいものだと2mほどの高さまで生長します。全体的に黄色味をおびた緑色をしています。
切り花としてもかわいいですが、他にも食用や薬用、アロマオイルなど様々な使い道があります。
魚料理の臭み消しによく使われていて「魚のハーブ」と言われています。
ウイキョウは万能なお花なんだね!
そうだね。身近なところだと、インド料理屋さんで食後の口臭予防としてウイキョウを使ったマウスフレッシュナーが置いてあったりするよ♪
ウイキョウを使ったマウスフレッシュナーはこちら↓
天然のお口直しだね!見た目がカラフルでかわいいお菓子に見えるね♪
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ウイキョウ(茴香)に似た5つの花とは?
ウイキョウには似ている花があります。今回は名前に「茴香」がつく花2種類と、見た目が似ている花3種類を紹介します。
・アニス(西洋茴香)
・トウシキミ(大茴香、八角茴香)
【見た目が似ている花】
・ディル
・オミナエシ(女郎花)
・ミシマサイコ(三島柴胡)
それぞれ詳しく解説していきます♪
名前に「茴香」がつく2つのハーブとは?
名前に茴香がつくハーブに、「アニス」と「トウシキミ」があります。
アニスはセリ科ミツバグサ属の一年草の植物です。種のように見える長さ5㎜程度の果実をアニス果(aniseed/アニシード)と呼び、香辛料として使用します。アニスの別名は「西洋茴香(セイヨウウイキョウ)」と言います。
一方、トウシキミはマツブサ科シキミ属の常緑高木です。果実を乾燥させたものを「スターアニス」と呼び、別名は「大茴香(ダイウイキョウ)、八角、八角茴香(ハッカクウイキョウ)」と言います。
トウシキミはアニスと似た香りを持ち安く手に入るため、アニスの代わりとして使われることがあります。
アニスの植物画はこちら↓
ウイキョウに似た花「オミナエシ」とは?
花姿がとても似ているオミナエシ(女郎花)は、オミナエシ科オミナエシ属です。
「秋の七草」のひとつであり、万葉集に出てくるほど、古くから愛されてきた花です。
とても似ていますが、見分ける方法は花のつき方だそうです!ウイキョウの方が花火が上がったような花のつき方をしています。
オミナエシには「はかない恋」「永久」「親切」「忍耐」「美人」「約束」という花言葉がついています!
ウイキョウに似た花「ミシマサイコ」とは?
ミシマサイコ(三島柴胡)はセリ科ミシマサイコ属(ホタルサイコ属)の多年草です。ミシマサイコの根は生薬として効果があり、解熱、鎮痛作用から多くの漢方に使用されています。
現在では、乱獲により絶滅危惧種として指定されています。
ウイキョウより花のつき方が繊細なイメージですね。
セリ科の植物は花の大きさ、色、葉などを見て見分けるみたいです!見分けられるようになったら上級者だね♪
かなりの上級者だね!ミシマサイコには「初めてのキス」という花言葉がついています♪
見た目は似ていても、みんな花言葉は違う意味だったね!賞賛の花言葉が印象的なウイキョウは、職場の人にプレゼントしたら喜ばれそうだね♪
そうだね♪あとは試験勉強など頑張っている人へのプレゼントとしても使えそうだね!
まとめ
ウイキョウについて詳しく書いてあるサイトをまとめてみたよ!気になる方はご覧ください♪
ウイキョウの成分表がいちばんわかりやすく記載されているサイトはこちら
・旬の食材百科:フェンネル、フヌイユ、フィノッキオ、ういきょう:栄養価と効能
ウイキョウのレシピがたくさん載っているサイトはこちら
・macaroni:ハーブのひとつ「フェンネル」って何?人気レシピも総まとめ!
ウイキョウの効能や摂取量について詳しく記載されているサイトはこちら
・サプリ:フェンネルの効果とその作用