ハナカイドウの花言葉とは?
ハナカイドウの花言葉は次の3つです。
・美人の眠り
・艶麗
・温和
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ハナカイドウの花言葉の由来とは?
ハナカイドウは中国原産の花木で、花の美しさから美人の代名詞として使われてきました。
唐の玄宗皇帝が、お酒に酔って頬を染めながら眠りから覚めない楊貴妃の美しい姿を「海棠の睡り未だ足らず」と表し、淡い紅色のハナカイドウにたとえています。
このことから花言葉の「美人の眠り」「艶麗」などの花言葉がついたとされています。
美人の打ち萎れた姿を「海棠(カイドウ)の雨に濡れたる風情」とたとえた慣用句もあります。
ハナカイドウと桜の違いとは?
ハナカイドウは桜に似たピンク色の小花を春に咲かせます。花姿がとても似ていますが、桜が「バラ科サクラ属」、ハナカイドウは「バラ科リンゴ属」で別属の植物になります。
桜は花が咲いた後に葉を出し始めますが、ハナカイドウは開花とほぼ同時に葉を広げ始めます。開花時期は少しずれていて、桜が咲き終えた頃に、ハナカイドウが咲き始めます。
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ハナカイドウの基本情報まとめ
学名 | Malus halliana |
英名 | Hall’s crabapple |
和名 | 花海棠(ハナカイドウ) |
別名 | ・海棠(カイドウ) ・垂絲海棠(スイシカイドウ) ・睡花(スイカ) |
科 | バラ科 |
属 | リンゴ属 |
原産地 | 中国 |
花色 | ピンク |
開花時期 | 4月〜5月 |
季語 | 晩春の季語 |
誕生花 | 2月25日 |
ハナカイドウは中国原産の落葉果樹で、4月〜5月の春頃に枝を埋めるようにピンク色の花を咲かせます。食べることができるリンゴに似た小さな赤い実がつきますが、結実する可能性は低いです。日本では北海道南部から九州まで栽培されていて、鉢植えや盆栽としても親しまれています。
学名の「Malus(マルス)」は、ラテン語でリンゴの木を意味しています。和名のハナカイドウは中国名「海棠」の音読みで、花が美しいことから「花海棠」と名付けられました。日本には江戸時代初期に伝わっています。
別名の垂絲海棠(スイシカイドウ)は花柄が長く花が垂れさがることが由来とされていて、睡花(スイカ)は楊貴妃の話にちなみます。
和名の花海棠は海棠の「棠」が梨を意味し「海を渡ってきた梨」という意味で名付けられたという別説もあります。
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まとめ
ハナカイドウは梅、桜、桃に並ぶ春の花木の一つです。春になったら、楊貴妃にたとえられるほど美しいとされたハナカイドウを楽しんでみてはいかがでしょうか。
他の花の花言葉が気になった方は以下も是非ご参考ください。
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