切り花を長持ちさせる3つのポイント!簡単にできる基本の管理方法

切り花を長持ちさせる方法とは?

切り花を自宅で撮影した画像 切り花の寿命は、春秋が1週間~10日、夏が4日~5日、冬が10日~2週間程度と言われています。家を華やかにしてくれる切り花は、せっかくなら長く楽しみたいものです。

エルマ
エルマ
切り花を長持ちさせるには、「菌を繁殖させない」「水不足にさせない」「置き場所を選ぶこと」が重要です。
【切り花を長持ちさせる方法】
①水不足にさせない
切り花は根から吸収ができないため、水を吸い上げる手助けが必要です。
②菌を繁殖させない
花瓶の中は菌が増えやすく、茎が腐ると切り花が萎れる原因になります。
③置き場所を選ぶ
直射日光、高温、乾燥する場所は人間同様、切り花も苦手です。

上記の3つを覚えておけば、必ず切り花は長持ちします。特別な道具は必要なく、初心者でも簡単に実践できる方法ばかりなので是非お試しください。

ベイビー
ベイビー
切り花を長持ちさせる簡単な方法を一つづつ詳しく解説していきます!

スポンサーリンク

切り花の管理①水不足にさせない

花は水が大好きです。ですが、根を断たれてしまった切り花は上手く水を吸い上げることができません。また、水を吸い上げたとしても、葉から水が蒸発してしまい水不足に陥る場合があります。

■切り花を水不足にさせない方法
・切り戻しをこまめにする
・余分な葉を取り除く
・水揚げをする

切り戻しをこまめにする

切り花を水の中に入れた状態で根元の方を1〜2㎝程カットします。そうすることで、切り口が新鮮な状態になり水の吸い上げがよくなります。この作業を「切り戻し」と言います。

茎が変色していたり柔らかくなって痛んでいたら、痛んでいる部分に加え1〜3㎝程度カットしましょう。

基本的に茎が固い花は生花ハサミか専用のナイフで斜めにカットすると、断面積が広くなり水の吸い上げに効果的です。茎が柔らかい花は、斜めにカットすると花の重さで茎の先端が潰れてしまうので、垂直にカットします。

ベイビー
ベイビー
切り戻しする時に茎を水で洗いましょう!傷みやすい切り花はヌメリがついていることがあり、放置すると腐る原因になります。

余分な葉を取り除く

切り花に葉がたくさんついたままだと、葉に水分を取られてしまい花まで水が届きません。葉に行った水分はそこで蒸発してしまいます。

茎の半分から下の葉は葉の付け根からカットしましょう。花瓶の水に浸かってしまう葉や、花瓶の中の葉も痛む原因になるので取り除きます。

エルマ
エルマ
痛んでいる葉や、咲き終わった花も摘みましょう。そうすることで蕾やこれから咲く花に水が行き渡ります。

水揚げをする

水揚げで花が水を吸収しやすい状態にします。基本的に水揚げは花屋で行われていますが、元気がなくなってしまった切り花や、水が下がりやすい花(アジサイ等)は自宅で水揚げをしてあげると元気を取り戻します。

水揚げは「水切り」が基本ですが、花の種類によって「湯揚げ」や「空切り」が適している場合もあります。

種類別の切り花の最適な水揚げ方法はこちら

スポンサーリンク

切り花の管理②菌を繁殖させない

花瓶の中で菌が繁殖してしまうと、切り花がすぐに痛んでしまいます。花瓶と切り花を常に清潔な状態に保つことが重要です。

■菌を繁殖させない方法
・水かえをこまめにする
・花瓶を洗う

水かえをこまめにする

水はできるだけ綺麗な状態を保ちましょう。毎日の水かえが理想です。難しい場合は2〜3日に1回は行いましょう。水かえは一番簡単に切り花を長持ちさせる方法です。

水かえの時は水の量も確認しましょう。基本的に、茎が柔らかく、産毛のような細かい毛が生えている切り花や球根系の花は浅水が向いています。これらの種類は水に浸かっている部分が腐りやすいので、たくさんの水にいけるとすぐに痛んで長持ちしません。

茎や枝が太く、葉がしっかりしている腐りにくい切り花や、水の吸い上げが悪い切り花は深水が向いています。

切り花を長持ちさせる水の量を撮影した画像

切り花を長持ちさせる水の量

■花瓶の水の量
浅水花瓶の底から3〜5㎝程度。(水がすぐになくなるのでこまめな水かえが必須)
通常切り花全体の1/3が浸かる量。
深水花瓶にたっぷりの量。
エルマ
エルマ
夏場は菌が繁殖しやすいため、深水にしないと萎れてしまう切り花以外は浅水の方が向いている場合があります。
ベイビー
ベイビー
花によって最適な水の量や切り戻し方法はかわります。花屋でよく出回る切り花の管理方法をまとめたので、是非ご参考ください!
花の名前画像水の量切り戻し方法水揚げ方法手入れのポイント
アガパンサス アガパンサス 浅水垂直にカット空切り
アジサイ アジサイ深水斜めにカットしてワタを取る/木の部分は表皮を剥く空切りしてミョウバンを擦り込む
アスター アスター 浅水垂直にカット水切り葉が痛みやすく、暑いと水が濁りやすい。余分な葉は取り除く。
アストランティア アストランティア深水斜めにカット水切り/湯揚げ
アネモネ アネモネ浅水垂直にカット水切り
アマリリス アマリリス 浅水垂直にカット水切り
アルストロメリアアルストロメリアやや浅水斜めにカット水切り花粉は取り除く(受粉するとモチが悪くなる)
アンスリウムアンスリウム浅水垂直〜やや斜めにカット水切り/湯揚げ寒さが苦手。10℃以下はNG。
オーニソガラムオーニソガラム浅水垂直にカット水切り
カーネーションカーネーションやや浅水垂直〜やや斜めにカット湯揚げ節部分が花瓶の縁にかからないようにすると折れにくい。
ガーベラ ガーベラ浅水垂直にカット水切り茎が腐りやすいので浅水で。
カスミソウやや深水斜めにカット水切り/湯揚げ
カラーカラー浅水垂直にカット水切り
キクキク浅水手折り/斜めにカット手折り/湯揚げ水につく部分は小さい葉も綺麗に取り除く。
キンギョソウ(スナップドラゴン)スナップドラゴン通常斜めにカット湯揚げ
クジャクソウクジャクソウ通常斜めにカット湯揚げ
グラジオラスグラジオラス通常斜めにカット空切り/水切り先端の蕾は咲かない場合が多い。摘んでも◎
クリスマスローズクリスマスローズ深水斜めにカット水切り/湯揚げ
クルクマクルクマ浅水斜めにカット水切り
クレマチスクレマチスやや深水叩く/表皮の皮を剥く水切り
グロリオサグロリオサ通常斜めにカット空切り/湯揚げ花粉を取る。
ケイトウケイトウ浅水垂直〜やや斜めにカット水切り
コスモス コスモス浅水斜めにカット水切り/湯揚げ
コデマリコデマリ深水叩く空切り/湯揚げ蒸散しやすいため深水。
サクラサクラ 深水枝を割る/十文字に割れ目をいれる割る/空切り枝を割る振動で花が散らないように注意。
サンダーソニアサンダーソニア通常斜めにカット湯揚げ葉が乾燥に弱い。
シャクヤク シャクヤク深水斜めにカット湯揚げつぼみが固い時は表面を軽くふく。
スイートピースイートピー浅水垂直にカット湯揚げ
スカビオサスカビオサ通常斜めにカット水切り
スズランスズラン通常斜めにカット水切り樹液が出る。水換え、切り戻しをこまめに。葉や花に毒があるため子供やペットに注意。
スターチススターチス浅水斜めにカット湯揚げ茎の脇のギザギザの葉は取り除くと水が濁りにくい。
ストックストック通常斜めにカット湯揚げ
スモークツリースモークツリーやや深水枝を割る/ワタは取り除く割る乾燥に弱いためエアコンの風に注意。
セダムセダム浅水斜めにカット空切り/湯揚げ
センニチコウセンニチコウやや浅水斜めにカット湯揚げ夏は腐りやすいので浅水。節でカットすると水上がりが悪くなるのでNG。
ダリアダリアやや浅水垂直〜やや斜めにカット水切り外側の花びらから痛む。痛んだ花びらは引き抜かずにカットする。
チューリップ チューリップ浅水斜めにカット空切り水をよく吸うのでこまめな水かえを。新鮮なうちは短くしすぎない方が長持ちする。
デルフィニウムデルフィニウム通常斜めにカット湯揚げ水上がりが悪くなるので余分な葉は取り除く。
トルコキキョウトルコキキョウやや浅水手折り/斜めにカット湯揚げ
ニゲラニゲラ通常斜めにカット水切り
ネリネネリネ浅水垂直〜やや斜めにカット空切り
バラバラ深水斜めにカット (ワタがあれば取り除くと◎)湯揚げ
ビバーナム(スノーボール)スノーボール深水表皮を剥く/十文字に割れ目をいれる/斜めにカットしてワタを取る表皮を剥く
ヒペリカムやや深水縦に割れ目をいれる/叩く湯揚げ
ヒマワリ ヒマワリ浅水垂直にカット水切り夏場は水が汚れやすい。こまめに水をかえる。
ヒヤシンスヒヤシンス浅水根元の白い部分を残した方が長持ち。数ミリカットする。空切りヌメリが出やすい。水をよく吸うのでこまめな水かえを。
ピンクッションピンクッション通常枝を割る空切り湿度が高い場所はNG。
ブルースターブルースター通常斜めにカット湯揚げ白い樹液が出る。茎を焼くか、樹液が乾くまで待ってティッシュで拭き取ってからいける。
プロテアプロテア通常枝を割る空切り湿度が高い場所はNG。
マトリカリアマトリカリア通常斜めにカット/割る湯揚げ葉が傷みやすい。余分な葉は取り除く。
ミモザミモザ深水縦に割れ目をいれる/十文字に割れ目を入れる十文字に割れ目を入れる乾燥に弱い。花がフワフワした状態のものを選ぶと◎
ユキヤナギユキヤナギ深水縦に割れ目をいれる叩く/空切り蒸散しやすいため深水。
ユリユリ(カサブランカ)やや浅水斜めにカット空切り葯から花粉が出る前に取り除く(花粉で手や衣服が汚れるため)

ライラック

ライラック深水斜めにカットしてワタを取る/表皮を剥く表皮を剥く

ラナンキュラス

ラナンキュラス浅水斜めにカット水切り

ラン

モカラ浅水斜めにカット水切り/湯揚げ寒すぎる場所はNG。

リューココリネ

リューココリネ通常斜めにカット水切り

リンドウ

リンドウ浅水斜めにカット水切り/空切り受粉して変色した花は取り除く。

レースフラワー

レースフラワー通常斜めにカット湯揚げ

ワックスフラワー

ワックスフラワー通常斜めにカット/縦に割れ目をいれる空切り

水揚げ方法は以下の本を参考にしています↓

エルマ
エルマ
水の量は目安なので、切り花の状態をみて調整していきましょう。

スポンサーリンク

水かえの時に切り花のヌメリを落としたら、花瓶の中も洗いましょう。少し手間ではありますが、するだけで花持ちもかわります。

毎日しなくてもいいので、時間ができたときは中性洗剤を使って、スポンジで優しく洗いましょう。花瓶を洗うついでに生花ハサミも洗って清潔に保ちます。

エルマ
エルマ
花瓶を洗うスポンジは、柄付きのスポンジが簡単に洗えるのでおすすめです。私は100均で購入したものを使っています。
切り花を長持ちさせるために使っている柄付きのスポンジの画像

使っている柄付きのスポンジ

ベイビー
ベイビー
柄付きのスポンジはネットでも購入できます!
エルマ
エルマ
忙しくて洗っている時間がない時は、スプレータイプのキッチンハイターを2分くらい漬けてから洗い流しています。簡単で時間も手間もかからないのでおすすめです。キッチンハイターには塩素が含まれているので、使う際は花瓶の材質にご注意ください。

スポンサーリンク

切り花の管理③置き場所を選ぶ

切り花は「日差しが強い場所」と「クーラーの風が直接当たる場所」を嫌います。
【日差しが強い場所】
水の温度が上がりやすく菌が繁殖しやすい。また、温度が高いほど花の呼吸は早くなり、長持ちしなくなる。
【クーラーの風が直接当たる場所】
水分が必須で乾燥が苦手な切り花にとって、クーラーの風が直接当たるような場所はNG。

直射日光を避け、通気性の良い涼しい場所を選びましょう。また、花瓶にぎゅうぎゅうに切り花が入っていると通気性が悪く痛む原因になります。

切り花延命剤を使って長持ちさせる

切り花を長持ちさせるために「切り花延命剤」を使う方法もあります。延命剤にもいろいろな種類があり、抗菌作用が強いもの、栄養化が高いものなど、種類によってかわってきます。まれに金属の花瓶と相性が悪いものもあるので、使用する際は成分を確認しましょう。

「ハイターを一滴いれるといい」という話がありますが、量の調整が難しく失敗すると枯らせてしまいます。(目安は水300mlに対してハイター1滴)

「砂糖をいれるといい」というのは、糖分が花の栄養なるためですが、同時に菌の餌にもなりえます。(目安は水200mlに対して砂糖小さじ1杯)

切り花延命剤には「花に栄養を与える」「菌の繁殖を防ぐ」「水揚げをよくする」効果があるので、初心者の人は延命剤を使う方が簡単です。

おすすめの切り花延命剤はこちら↓

スポンサーリンク

ブーケの長持ちする飾り方

エルマ
エルマ
ブーケや花束を頂いた時の長持ちさせる管理方法をご紹介します。実際に私がやっている方法なので是非ご参考ください。
【1〜3日目】ブーケや花束をそのままの状態で飾る

綺麗に束ねてあるブーケはそのままの形で2〜3日楽しみます。根元に保水ゼリーがついていたら洗い流して、縛ってある紐やゴムをほどきます。 あとは、切り戻しをして花瓶にいけましょう。

口が広すぎない花瓶は組んだブーケが崩れないのでおすすめです。いろいろな切り花が入っているので水の量は通常の量でいけます。その後は水の減り具合や花の状態をみて調整していきましょう。

ベイビー
ベイビー
花瓶が小さい場合は、花瓶に合わせて茎をカットしましょう!バランスが良くわからない時は、花瓶と花瓶から出ている花のバランスが「1:1」または「5:3」を意識してみてください。
【3〜5日目】ブーケを2〜3つに分けて飾る
ブーケの形を崩して、水が上がりやすく通気性の良い状態で飾ります。切り戻しをして短くなった花で組んだり、浅水が適した花で組んだり、見た目で選んだりと、自分の好みの組み合わせで大丈夫です。
ベイビー
ベイビー
インパクトがある花などは、一輪挿しにいけても素敵です。
【5日目以降】残った花を小さな花瓶に飾る
花によって寿命が違うため、何本かお別れする花が出てきます。この頃には切り花の丈も短くなってきているので残った花で小さな花瓶にいけて楽しみます。花首だけになった花はフローティングフラワーもおすすめです。 見栄えが悪い場合は、キッチンなど自分だけが目につく場所で楽しみましょう。
エルマ
エルマ
花を捨てる前に花びらアートにするのもおすすめです。

花びらアートの作り方はこちら↓

SNSで人気の花びらアートの作り方!花びらドレスを作ってみた感想まとめ
SNSで人気の花びらアートは、手軽に楽しめる上に、花のことをよく知るきっかけになります。新しい趣味を探している方にもおすすめです。本記事では花びらアート(ドレス)の作り方や実際に作ってみた感想をまとめました。

スポンサーリンク

まとめ

切り花は少しの手間で簡単に長持ちさせることができます。切り花の管理を通して心にゆとりができたり、穏やかな気持ちになったりと他にも良いことがたくさんあるので、是非お試しください。

ベイビー
ベイビー
楽しんだ後の切り花の捨て方は以下の記事をご参考ください!
花の捨て方がわからない。捨てる罪悪感を減らす方法。
もらった花束や、飾っていた花を捨てる時に罪悪感を感じる人が多いのではないでしょうか?生花なら捨てる時は燃えるゴミとして捨てて問題ないのですがなんだか心苦しい。そんな方の為に常に部屋に花を飾っている私がやっている罪悪感の減るお花の捨て方をご紹介します!

コメント

  1. […] 【簡単】花を長持ちさせる方法!綺麗な状態で長く楽しもう。 […]

タイトルとURLをコピーしました