ミヤコワスレ(都忘れ)の花言葉とは?
ミヤコワスレの花言葉は次の7つです。
・しばしの慰め
・しばしの憩い
・しばしの別れ
・別れ
・また会う日まで
・強い意志
・短い恋
ミヤコワスレ(都忘れ)の花言葉の由来とは?
ミヤコワスレの花言葉は花名から連想してつけられています。
ミヤコワスレ(都忘れ)の花名は、順徳天皇が佐渡(新潟県)に流刑され、そこで詠んだ和歌が由来となっています。
1221年に後鳥羽上皇を中心に発起した承久の乱(朝廷と武家政権の間で起きた武力による争い)に大敗し、息子である順徳天皇は、佐渡に島流しにされました。
順徳天皇は華やかな都に思いをはせながら、佐渡に咲いていたミヤコワスレの花を眺め和歌を詠んだと言われています。このことから「ミヤコワスレ(都忘れ)」の名前がつき、「別れ」に関する花言葉や「しばしの憩い」などの花言葉がついたとされています。
花名の由来は、ミヤコワスレの原種「ミヤマヨメナ」が江戸時代に品種改良され、「都を忘れるほど美しい」という意味で「ミヤコワスレ」に改名された説もあります。
別れの花言葉をもつ花はこちら↓
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ミヤコワスレ(都忘れ)の基本情報まとめ
学名 | Aster savatieri Makino cv. Miyakowasure (Gymnaster savatieri) |
英名 | Gymnaster |
和名 | 都忘れ(ミヤコワスレ) |
別名 | 深山嫁菜(ミヤマヨメナ) |
科 | キク科 |
属 | シオン属(ミヤマヨメナ属) |
花色 | 紫、青、白、ピンク |
原産地 | 東アジア |
開花時期 | 4月〜6月 |
季語 | 晩春の季語 |
誕生花 | 5月13日 |
ミヤコワスレは春〜初夏にかけて開花し、花姿からは優しい和の雰囲気を感じさせます。キク科シオン属の植物で、日本に自生する原種の「深山嫁菜(ミヤマヨメナ)」を改良してできた園芸品種がミヤコワスレです。
原種のミヤマヨメナは日本固有種の野菊で、本州の箱根以南、四国、九州の山地の木陰などに自生しています。
学名の種小名「savatieri」は、フランスの医師であり植物学者の「Paul Amédée Ludovic Savatier(ルドヴィク・サバティエ)」にちなんで名付けられました。ルドヴィク・サバティエは日本の植物を採集し「日本植物目録」を発表しています。
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まとめ
ミヤコワスレには切ない花言葉がつけられていましたね!切り花では紫色が多く出回っています。
切り花をプレゼントする際は、誤解されないようにメッセージカードを添えると良いですね!
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