木蓮(モクレン)の花言葉とは?
木蓮全般の花言葉は以下の5つです。
・崇高
・高潔な心
・威厳
・忍耐
・持続性
・自然への愛
・恩恵
白色の花を咲かせる「白木蓮(ハクモクレン)」も木蓮と呼ばれることがありますが、正確には木蓮の近縁種にあたります。
素敵な花言葉ばかりだね!でも「忍耐」は少し怖い印象かな。
確かに受け取る人によっては怖いかもね。
今回は木蓮の花言葉やその由来について解説していきます。
白木蓮(ハクモクレン)の花言葉とは?
白木蓮は別名「白蓮」「白蓮華」とも呼ばれています。木蓮とは別種で「木蓮」というと「紫木蓮」を指す場合が多いので注意しましょう。
・自然への愛
・崇高
・持続性
・慈愛
・慈悲心
・荘厳
・気高さ
・高潔な心
白木蓮(学名:Magnolia denudata)は、モクレン属の中でも樹高が高く10〜15mほどの高さまで成長します。
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海外の木蓮(モクレン)の花言葉とは?
木蓮の英語、フランス語の花言葉をまとめました。
英語の木蓮の花言葉とは?
■英語の木蓮(Magnolia)の花言葉
・love of nature(自然への愛)
・perseverance(忍耐)
・dignity(尊厳、威厳、品格)
・nobility(崇高)
英語名の「Magnolia(マグノリア)」は属名の学名です。紫木蓮を「Mulan magnolia」「Purple magnolia」「Lily magnolia」、白木蓮を「Yulan magnolia」「Lily tree」と呼びます。
英語の花言葉一覧はこちら↓
フランス語の木蓮の花言葉とは?
・L’amour de la nature(自然への愛)
・amour de la nature(自然な愛)
・gaieté(陽気、明るさ)
属名の学名「Magnolia(マグノリア)」は、18世紀のフランス・モンペリエの植物学者「ピエール・マニョル(Pierre Magnol)」にちなんで名付けられました。
フランスの花言葉一覧はこちら↓
木蓮(モクレン)の花言葉の由来とは?
紫木蓮は春になると葉と花が一斉に芽吹き始めます。その様子が紫木蓮自身が春の訪れを楽しんでいるように見えるため、花言葉の「自然への愛」がつけられました。
また、木蓮が迫力のある美しい花木であることから「威厳」の花言葉がついたと考えられています。
木蓮の気品のある花言葉の由来とは?
イギリスの王立植物園が中国からきた木蓮を園芸品種として紹介しヨーロッパで木蓮が普及するようになりました。当時は白木蓮が先に渡来し、枝先に大きな白い花を咲かせる白木蓮を見て、植物園園長のジョセフ・バンクスは「木の枝に百合が咲いている」とその美しさを讃えました。ここから「崇高」や白木蓮の「気高さ」などの花言葉がついたとされています。
木蓮は「蓮(ハス)」の花に似ていることから名前がつけられていて、蓮は仏教を象徴するような花なので「崇高」「高潔な心」など気品のある花言葉がついたという説もあります。
気品のある花言葉をもつ花はこちら↓
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木蓮の怖い花言葉の由来とは?
木蓮の花言葉「忍耐」は少し怖い印象を与えますが、花言葉は木蓮が地球上で最古の花木であることが由来とされています。
木蓮は1億年以上前の恐竜時代の地層から化石として発掘されていて、昔から花姿も変わっていないそうです。
すごい歴史のある花なんだね!
花言葉の「忍耐」や「持続性」はこのことが由来と考えられているよ。
花言葉の由来を知ると怖いイメージがなくなるね。
木蓮(モクレン)の基本情報まとめ
学名 | Magnolia liliiflora (Magnolia quinquepeta) |
英名 | ・Mulan magnolia ・Purple magnolia ・Lily magnolia |
和名 | 木蓮(モクレン) |
別名 | ・紫木蓮(シモクレン) ・木蓮華(モクレンゲ) |
科 | モクレン科 |
属 | モクレン属 |
原産地 | 中国 |
花色 | 紫 |
開花時期 | 3月〜5月 |
季語 | 仲春の季語 |
誕生花 | 3月1日(白木蓮) |
木蓮は中国原産の花木ですが日本に渡来したのは早く、古くから人々に親しまれてきました。もともとは鑑賞用としてではなく、蕾を漢方として使うために栽培されていたようです。
木蓮と白木蓮は似ていますが、木蓮の花びらが6枚なのに対し、白木蓮の花びらは9枚です。また、白木蓮は花が咲いた後に葉が出ますが、木蓮は開花と同時に葉が芽吹きます。
木蓮と白木蓮の雑種で更紗木蓮(サラサモクレン)というピンク色の品種もあります。開花時期は白木蓮→更紗木蓮→木蓮の順に咲いていきます。
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まとめ
木蓮の美しい花で春の訪れを感じてみてはいかがでしょうか。切り花は蕾の状態で出回るので長く楽しめます。
他の花の花言葉が気になった方は以下もご参考ください。
本記事の参考文献はこちら↓