柊の花言葉とは?由来や花にまつわる怖い言い伝えを徹底解説

柊(ヒイラギ)の花言葉とは?

エルマ
エルマ

今回は名付けでも人気の高い「柊(ヒイラギ)」の花言葉をご紹介します。

■柊(ヒイラギ)の花言葉
・用心深さ
・保護
・先見の明
・歓迎
・剛直
・あなたを守る
・用心
・先見

エルマ
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花言葉の中で「用心深さ、保護、先見の明」が一般的に良く使われています。

エルマ
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柊は古くから神聖な木とされていて、魔除けに使われていました。本記事では花言葉の由来や柊にまつわる言い伝えを解説していきます。

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柊(ヒイラギ)の花言葉の由来とは?

柊の花言葉は花の特徴や、柊にまつわる言い伝えなどからつけられたものです。

柊の花言葉「用心深さ」「保護」の由来

柊の葉には、動物の食害を防ぐためにトゲがついています。触ると怪我をしてしまうほど鋭いトゲなので、防犯や害獣予防のために家の周りや公園に植えることがあります。

また、鋭いトゲの特徴から、悪魔(鬼)を退散させるという言い伝えがあり、魔除けの力があると信じられてきました。

柊の葉のトゲや、言い伝えから「用心深さ」「保護」の花言葉がつけられました。

柊の葉の写真はこちら↓

Wikipediaから引用した柊の画像

画像出典:Wikipedia

エルマ
エルマ

日本では柊のことを「鬼の目突き」と呼び、柊のトゲが鬼の目を突いて家に寄せつけないと考えられてきました。

ベイビー
ベイビー

そうなんだね。節分に「鰯柊」を飾るのはそれが理由かな?

エルマ
エルマ

その通り!イワシの頭はその臭いで鬼を追い払うと言われています。

鰯柊の画像

鰯柊の画像

柊の花言葉「先見の明」の由来

「先見の明」…将来のことについて見通す力、見識の力量などを意味する表現

昔の西洋の人々は、柊(西洋柊)の実が多くつけばこれからくる冬が厳しくなり、少なければ暖かい冬になるなど、柊の実のつき方を見て未来を占っていたそうです。

このことから「先見の明」という花言葉がついたとされています。

また、柊は老木になるとトゲがなくなることから、花言葉がつけられたという説もあります。

エルマ
エルマ

樹高が高くなると、動物などに葉を食べられてしまう心配がなくなるため、トゲがなくなると言われています。

西洋柊(セイヨウヒイラギ)の写真はこちら↓

Wikipediaから引用した西洋柊(セイヨウヒイラギ)の画像

画像出典:Wikipedia

柊の花言葉「歓迎」の由来

柊は11月〜12月にかけて白い小花が開花します。葉の脇に鐘形で反り返った白い花を咲かせます。

同じモクセイ属の金木犀(キンモクセイ)に似た甘い香りを放ち、あたり一面をいい香りで包んでくれます。

柊の甘い香りから「歓迎」の花言葉がつけられました。

柊の花の写真はこちら↓

柊の白い花の画像

柊の白い花の画像

柊の花言葉「剛直」の由来

「剛直」…気性が強く、信念を曲げないこと

柊の幹は硬く丈夫で、櫛や算盤玉(そろばんだま)に使用されます。また、石工職人が使用する大金槌(おおかなづち)の柄にも使用します。

柊の幹の頑丈さから「剛直」という花言葉がついたとされています。

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柊(ヒイラギ)にまつわる怖い言い伝えとは?

ベイビー
ベイビー

柊を調べていたら花言葉が怖いって出てきたよ!本当かな?

エルマ
エルマ

柊は紹介した通り怖い意味の花言葉はないよ!

エルマ
エルマ

柊に似ている「西洋ヒイラギ」には、少し怖い言い伝えが存在します。もしかしたらそこから「柊=怖い」という印象になったのかもしれません。

ベイビー
ベイビー

なるほど!柊とは違う植物なの?

エルマ
エルマ

西洋ヒイラギは「モチノキ科モチノキ属」で、柊は「モクセイ科モクセイ属」なので別属の植物なんだ。

西洋ヒイラギはクリスマスの飾りなどで人気ですが、一部では少し怖い言い伝えが存在します。

■ウェールズの言い伝え
ウェールズ(グレートブリテンおよびイギリスを構成する4つの国)の民俗に、西洋柊の枝を友達の家に持ち帰ったり、花を摘んだりすると死者が出るという言い伝えがあります。
■ドイツの言い伝え
西洋柊の実を踏むと不幸に見舞われるという言い伝えがあります。
エルマ
エルマ

セイヨウヒイラギには怖い言い伝えが存在しますが、古代から魔除けの力があると信じられ、常緑樹で冬に赤い実をつけることからキリスト教やクリスマスで欠かせないモチーフにもなっています。

エルマ
エルマ

縁起の良い植物ですし、怖い言い伝えは一般的に知られているものではないのであまり気にしなくていいと思います。

参考にした文献はこちら↓

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英語の柊(ヒイラギ)の花言葉とは?

「クリスマスホーリー」の名前でクリスマスの飾りとして人気の柊ですが、一般的にクリスマスホーリーは柊とは別種の「セイヨウヒイラギ(西洋柊)」のことをさします。

エルマ
エルマ

セイヨウヒイラギの英語の花言葉は、
・defense(防衛、防御)
・domestic happiness(家庭の幸せ)
です。

セイヨウヒイラギは、モチノキ科モチノキ属の植物で「European holly」または「English holly」と呼びます。

また、柊はモクセイ科モクセイ属で「False holly」と名付けられています。

日本では柊とセイヨウヒイラギを勘違いしていることが多いようです。また、日本のクリスマスの装飾では、セイヨウヒイラギに似た中国原産の「ヒイラギモチ(Chinese-holly)」が使われていることがあります。

エルマ
エルマ

ヒイラギモチ(柊黐)はモチノキ科モチノキ属です。

エルマ
エルマ

日本ではこの3つの植物をまとめて「柊」と表現していることが多いです。ですが全て違う植物なのでご注意ください。

ベイビー
ベイビー

ヒイラギ、セイヨウヒイラギ、ヒイラギモチの違いがわかりやすく記載されているサイトを見つけたよ!是非ご参考ください。

小石川樹木園通信 No.01

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英語の柊の花言葉の由来とは?

セイヨウヒイラギは柊と同じで、悪霊を払う木と考えられてきました。このことが花言葉の「defense(防衛、防御)」の由来と言われています。

また、セイヨウヒイラギは、キリスト教と深く関わりがあります。

枝を花輪のように編んだものはキリストのイバラの冠を表し、赤い実はキリストの血の滴りを、ユリを連想させる白い花はキリストの生誕を、木の皮は苦いのでキリストの受難を表現するといわれています。

エルマ
エルマ

セイヨウヒイラギがキリストを守ったという言い伝えもあり、こういった背景から「defense(防衛、防御)」の花言葉がついたという説もあります。

フランス語の柊の花言葉とは?

エルマ
エルマ

フランス語の柊(セイヨウヒイラギ)の花言葉は英語と似ていて「護衛、私を守って下さい」です。

ベイビー
ベイビー

日本の花言葉の「あなたを守る」にも少し似ている気がするね!

エルマ
エルマ

確かにそうだね。花言葉は輸入されているものもあるから、ここからきているのかもしれないね。

柊(ヒイラギ)に似た花の花言葉とは?

柊に似ている「セイヨウヒイラギ(西洋柊)」「ヒイラギモチ(柊黐)」の花言葉をまとめました。

■セイヨウヒイラギの花言葉
将来の見通し」「神を信じます」「予見」「不滅の輝き」「慎重」「清廉潔白」「先見の明」「洞察力」「用心」
■ヒイラギモチの花言葉
清廉 」「清らか」
エルマ
エルマ

一般的に良く使われている花言葉は太字になっています。

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柊(ヒイラギ)の基本情報まとめ

学名Osmanthus heterophyllus
モクセイ科
モクセイ属
英名false holly
和名柊・疼木・柊木
形態樹木
原産地日本・台湾
開花時期11月〜12月

トゲがあり、光沢のある革質な葉が特徴で、対生(向き合うように2枚の葉が生えること)に葉が生えます。

花期は11月〜12月で、白色の小花を咲かせます。雌株と雄株があり、雌株の花は花柱が長く発達して実になり、雄株の花は2本の雄蕊が発達します。白色の花は5mmほどの大きさです。「柊の花」は冬の季語になっています。

雌株からなる実は、花が咲き終えて翌年の6月〜7月頃に熟し、実を鳥に食べさせ種を散布させます。セイヨウヒイラギは赤い実をつけますが、柊は黒紫色の実をつけます。

柊の実の画像

柊の実の画像

柊の葉の縁にあるトゲを触るとヒリヒリと痛むことから、「ヒリヒリと痛む」という意味の「疼く(ひひらく)」または「疼ぐ(ひいらぐ)」が語源となったと言われています。

また、冬に咲く木から「木」と「冬」で「柊」と名付けられたという説もあります。

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まとめ

ベイビー
ベイビー

柊には神聖な木らしい、素敵な花言葉がつけられていたね!

エルマ
エルマ

そうだね♪怖い言い伝えも紹介しましたが一般的なものではないので、贈り物や名付けを考えている方はあまり気にしなくて大丈夫だと思います!

エルマ
エルマ

魔除けとして古くから愛されてきた神聖な柊を、是非花言葉とともに楽しんでください。

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